超どケチな私が妹にご飯をご馳走した理由。
こんにちは。はぴ・ぽじです!
実は、私は超お金にシビアです。 飲み会で幹事やったら、1円単位まで割り勘にしたいし、スーパーでお惣菜を買う時は、絶対に半額以下じゃないと買わない。あと、先輩とはご飯いきたがるくせに、後輩とはごはんに行きたがらない。理由は、ごちそうしないといけないから。
本当にくずだね!!
財布を一日中開かなくてすんだ日は、ニヤニヤしちゃうし、 職場でジュース買ってくれる人には、ちゃっかり甘えます。
貧乏な訳じゃないけど、超どケチ。そして、通帳を見るのが好き。
要するに、お金が大好き。
だから、人のために、お金を使うのが本当にいやでした。
大学4年生の秋までは。
でも、友達のある言葉を聞いて、考え方が変わりました。
大学の時、私は 「ルーズリーフ一枚ちょうだい」 「習字の墨持ってくるの忘れちゃった!テヘペロ!!」 みたいな子に、ルーズリーフをあげたり、墨をかしてあげていました。
私も鬼ではないので、一、二回なら、「まぁ、誰でもそんなことあるよね」って感じで、対応してました。
でも、それが一、二回じゃなくって、回数が増えてきて。 口では「またまた!笑。もう、気をつけてね!」って言いつつ、心の中では、「いい加減にしてくれ。」って思ってたことがありました。
多分なめられてたんだと思うけど、そのグループでそれなりにうまくやっていくにはそうするしかないな、というのが私の実感でした。
そして、我慢できなくなってきて、大学時代の親友に、相談?というか、盛大に愚痴りました。
「ねぇ、ルーズリーフ一枚ちょうだい!ってさぁ、一枚だったら大したことないように思うけど、それ何枚も繰り返したら、かなりの金額になるよね?!もう、いい加減にしてもらいたいよ。しかも、そういうことで私がキレたら、私が悪いみたいになるし。まじ最悪。」
みたいな感じだったと思います。
その後の友達の言葉は、予想外のものでした。
「確かにそうだけど。私は、持ちつ持たれつだと思ってるよ。自分が誰かを助けることもあるけど、逆に自分が誰かに迷惑かけたり、助けてもらうこともあるし。」
頭がーーーーん、って殴られたような衝撃でした。
ああ、確かに私も人に迷惑かけてるな、って気づいて。なんでそんな当たり前のことに気づいてなかったのかわからないけど、その時は、「与える」ことばかりに目がいってしまってたんだと思います。
頭がーーーーん、ってしてるのに、何故か言い返しました。
「でも、与えた分だけ返してもらってないよ」
みたいなこと言ったのかな。あんまし、覚えてない。その時に聞いたのか、別の時に聞いたのか忘れたけど、
「必ずしも、助けた相手から返してもらおうとは思ってない。誰かを助けた分、自分も他の人から助けてもらってるし。巡り巡って助け合えればいい。」
みたいなことも聞いたんです。
またもや、頭がーーーーん。でした。
しばらくの期間は、頭がーーーーん状態が続いてたんだけど、 だんだん頭が整理できてきて。
「助けてあげてる訳じゃない。助け合ってるんだ。」
「私だって親切にしてもらってるんだから、その何倍もお返ししないと。色んな人に、たくさんお世話になってるけど、その人達全員にお返しできる訳じゃない。だから、せめて私が親切にしてあげられる人に、私がしてもらった親切を届けよう。」
と思えるようになって。むしろ、親切にしてもらってることの方が多すぎて、どれだけお返ししても仕切れないな、と思うようになったんです。
そして、なんと
「あなたに親切をする機会をいただけて、ありがとうございます!」
って考えれるようになりました。
やっとお金の話に戻ります。
この経験が大学4年生の秋。
そして、新社会人になって、初めて妹と遊んだ時、ものすごくすんなりとご飯をご馳走することができました。
最初に書いた通り、飲み会は割り勘にしたいし、スーパーでは割引してるものばっかり買うし、ジュースかってくれる人にはめっちゃ甘えるけど。
でも、妹とご飯行って、 「お金、私が出すの?!」 っていう感じじゃなくて、
「いつも多くの人に、お世話になってるから、今日はお返ししよう」
と心の底から思えました。 妹の前だからカッコつけよう!という思いはなかった。多分。
そして、改めて、いつも私に親切にしてくれてる人に、「ありがとう」って伝えたいし、 妹には、「私にお返しはしなくていいから、次の人にこの親切を届けてあげて」と伝えたいです。
それが本望です。
かっこ付けたけど、明日も私はスーパーで半額のお弁当を買うんだと思う。以上。